僕がフリーランスになったワケ

TechAcademyでメンターをしています

この記事は、「(フリーランス Advent Calendar 2017)[https://adventar.org/calendars/2123]」4日目の記事です。

こんにちは。ささぴよです。
随分更新も滞ってしまいましたが、アレコレやっていると記事にしている時間が無いというのも実状で、コレを切っ掛けにペースを取り戻そうとアドベントカレンダーに初参加してみます。

フリーランスについてという事で、僕がフリーランスになったワケを書いていこうと思います。

この記事の目次

フリーランスになりたかったのか。

正直なところ、コレは否です。
実際、会社員を辞めた直後については会社を持っていた時期もありました。
ですが、結局の所今のフリーランスに落ち着いたと言う流れです。

つまり、フリーランスになりたかったかという言われると、そういうわけではなく 会社員で居るのがイヤだった というのが正解です。

略歴…。

そのうちコレも書かないと行けないなぁと思っていたのですが、経歴を整理していこうと思います。

1982年
千葉県のとある市に生まれる。今はどう考えても豊島区に市章をパクられたと思っている。有森裕子・高橋直子・長嶋茂雄・BUMP OF CHICKEN(各敬称略)の名産地。
1989年
小学校に入る。割と成績が良い。
1995年
中学受験は落ちたので、効率の中学校に入る。引き続き割と成績が良い。総合一位にはなれなかった気がする。
1998年
千葉市にある某学園都市エリアの私立高校に指定校推薦で入る。一気に頭が悪くなる。
1999年
数Ⅲ・Cが必要と言う理由と、社会が不要である事から理数系に進むも、早々に物理で赤点を取る。
2000年
化学のテストで8点と22点という中間・期末テストだったにもかかわらず、10段階の4がついたことで、学年主任(化学の教諭)に感謝する。
2001年
八王子の山の上にあるガンダムが出てきそうな大学に入学する。東京に移住して通学に2時間かかる生活を送り始める。同時に通っていた西千葉の某予備校でバイトを始める。距離の都合や校長(館長)と合わず一年で辞める。
2002年
1月から、ニッポンで一番有名なテーマパークの裏方になるも、重いモノの持ちすぎでドクターストップ。6月で退職。
4月からは学内の大学事務局でバイトをし始める。プログラミングの課題がわからず同期に聞いたら、完成品が返ってきて、そうじゃないってなる。でもそのまま出す。プログラミングの出来ない具合がヤバイ。
2003年
下の学年のプログラミングの授業をアシスタントする事になる。出来ないので、一歩先を行くために必死になり、提出された課題を家で印刷して持ち出し、2時間の移動の中で全て赤を入れていくという作業。これで一気に出来るようになってきた。
9月からニッポンで一番有名なテーマパークの表舞台に立つ。一番面白くないと思っていたアトラクションの人になる。ちゃんと説明を受けたら割と面白いという事に気付いて必死で周りに売り込むようになる。
2004年
就活を始める。結果全部落ちる。(氷河期だった。)
本人は大学院に行きたかったけど、親が許してくれず、結果として進学を断念。それもあっていろいろうまく行かない。テーマパークで社内初の英語対応試験合格者の一人となる。
2005年
大学を卒業。そのままテーマパークに残る。新規アトラクションの立ち上げに関わるチャンスが出来る。オープン日にテレビに映る。
2007年
仲の良い友人が亡くなる。
他の人に比べて、評価が上がらないことを感じ、辞めることにする。
転職活動をして、契約社員→正社員登用の条件下で、とあるエンタメ・アミューズメント・ホテル運営会社に入る。グループ併せて500人規模の会社にもかかわらず5人のシステム担当部署で、お客さまセンターを担当しながらも新規の売上管理システム構築を任される。パチンコ・スロットの仕組みを知る。直属の上司がクセのある人で、評価が上がらない。つらい。
昔からやりたかったので、音楽の道に戻ろうと、ボイストレーニングに通い始める。亡くなった友人が目指していたこともあり、後を継げるかなと思った事もある。
2008年
今まで割とキレイだったはずなのに、肌荒れが酷くなる。
上長が専務になる。苗字が同じ。血縁はない。割とちゃんと見てくれるようになり、「お前はちゃんと仕事できるんだから、評価する。」と言ってもらう。「本当は、早く帰れる奴の方が仕事できるんだよな。だから気にするな」と定時帰りを割と認められる。
年末にしれっとCDを出す。
2010年
上長がかわる。部門自体が営業部配下に移管された。専務がおかしな理由で事実上の更迭となった事もあり、会社自体に不信感を抱く。またしても、主に定時帰りのせいで評価されなくなる。このまま居たらマズいと思い、退職の意思を伝える。その直後伝染性単核球症で入院。毎日会社から復帰時期を聞かれる。これでまた鬱気味になる。
2011年
期間限定で銀座にオープンしていたマンガ・アニメコラボのレストランへ駆り出される。事実上の異動。そのまま正社員は退職。アルバイト契約で残ることに。退職のタイミングで会社を興す。一緒にやってくれるという事で2人にジョインしてもらう。震災の影響も相まって、レストランは6月で予定通りクローズ。
2012年
某リアルなんちゃらゲームの司会になる。暫く制作/運営にかかわることになる。WordCamp Kansai 2012で司会をする。まさかのLT回しもやる。大学時代にプログラミングの授業を担当していたことから、、後輩に声をかけてもらい、TechAcademy初の外部講師となる。芸能事務所に入る。
2013年
いろいろあって会社を崩す。事実上のフリーランスに。いろんなステージに立つ。
2014年
芸能事務所を抜ける。でもいろいろな舞台に立ったりする。某なんちゃらバックスコーヒーの人になる。
2015年
なんちゃらバックスコーヒーの時間帯責任者になる。かなりハイペースの出世だったので、エリア内で一気に顔と名前が知れ渡る。
2016年
店舗異動をした結果、どうもそのエリアとの相性が悪かったのか、円形脱毛症を発症。ストレスを減らすべく退職。本格的にエンジニア系フリーランスに。と思っても、実際は教えることが殆ど。
現在
なんとか生きている。

こんな感じです。なにやってるんだかって感じでしょ? ほら、変な人なんですよ。

で、一番のきっかけは?

最終的に僕が会社員を辞めようと思ったのは、 お金よりも精神衛生 と言うところが大きかったです。会社員は安定がありますし、それは未だに欲しいものの1つではあるのですが、残念ながら やりたくない仕事までやらされる ということがあります。キャパを超えて、必死に仕事をしても給料は変わらない。更に体調が悪くなる。(私の場合は肌荒れとか、円形脱毛症とかになったという点です。)
そんなことをしてまで残る必要がありますか?って思ってしまったのです。

システム担当部門では、全て内製化するのはムリでしたから、外注もします。そのときの見積もりを見たりして、「あ、この内容でコレだけもらえるんだ…俺できそう…。」って思ったのも一因でした。

結局うまく行ってるの?

正直思ったようにうまく行っているかと聞かれれば、そんなことはありません。
仕事下さいって感じです。

でも、そんなことを言いつつも生き延びていられるという事は、とりあえず極端にダメな状況に居ると言うわけでも無いと思っています。周りのいろんな方に助けて頂いているのも確かです。
教えることが多い分、できるだけ最新の情報に追いつかねばとか、アレコレ試してみなきゃとか考えることが多いのは大変だったりしますが、それ自体は好きなので良いかなと思っています。

稼ぎの面では、正直会社員時代よりも随分減りました。
でも、大きく体調を崩したことはないので、メリットはあると思っています。

フリーになりたい人へ伝えたいこと

フリーであれ、会社員であれ、絶対的に 断るのが仕事 だと私は思っています。
ムリな仕事を断る。意味の無い残業を断る。休日出勤を断る。あるいは、やりたくない仕事を断る。
会社員で一番難しいのが「やりたくない仕事を断る」ということだとおもうので、コレにストレスを感じる方は、フリーランスになると良いのでは無いかと思います。勿論、スキルがあることを前提に。ただ、休めば休んだだけ報酬は無いし、働けば働いただけお金になる可能性があるという事。背負う看板を作るのも自分だし、背負うのも自分。全て自己責任です。
それでもいいと思えば検討しましょう。

ただ、いずれにしても就職経験の無い人については、あまりおすすめしません。世の中的なお金の流れ、見積もり時の予算感など、就職経験が有ることで身につくことも多いです。社会経験としていったんは就職して、何かあったときにも企業に戻れるくらいの年数所属することで、保険は作っておいた方が良いでしょう。

周りの人に助けられることもありますが、裏切られることも多数。
正直なところ、裏切られた回数の方が多いかも知れません。つらい。それもあって、割と人間不信感が強いのは否めません。確認とか何回もしちゃったりします。嫌がらせではありません。
でも、そう言う道を選んだのも自分。そう思える人じゃないとダメだと思います。

結局のところ…。

僕はフリーランスになって良かったと思っているところが多いです。
少なからず体調が良い方でキープできているので。そして時間を自由に使いやすいのもたすかります。
ただ、もっともっとこの働き方に対して保障される何かが生まれていって欲しいなぁと思うところです。

他のもっと素晴らしいフリーランサーの皆さんを見習わないとなぁっておもいつつ。仕事欲しいなぁって指をくわえているところでした。 案件お待ちしてます。

この記事を書いた人

ささぴよ

TechAcademy公認エバンジェリスト
株式会社シノビアシ 取締役副社長 兼 CTO

中学時代に買ってもらったPerforma 550以降ずっとアップル製品漬けの人生。iPhoneは日本上陸時から愛用し続けている。
「誰かが作っているなら、自分でも作れるはず!」という安易な発想からHP制作などを始め、ネットの世界から情報を集めてひたすらいろんなことをやってみるようになった。

TechAcademyでは、Webデザイン / WordPress / UI/UX / Node.js / OSS活動 / デザイン実践ポートフォリオ / フリーランスサポートのコース を担当するメンター。

よく歌って踊っている。