TechAcademyを紹介してみる

TechAcademyでメンターをしています

長いこと一緒に仕事をしているサービスの中にTechAcademyがあります。
この度 TechAcademy公認エバンジェリスト という肩書きを仰せつかりましたので、まずはevangelize伝導しようと思います。

エバンジェリストという事ではありますが、TechAcademyに偏らず様々な方から伺った話を基に、どういう方に向いているサービスか私なりに書いてみようと思います。良い事だけで無く悪いことも書いちゃいますので、そのまんま受け取って頂いて良いかなぁと思います。

この記事の目次

どんなサービスか

2012年より、元々は会場を持ち(自社内の会場)で一対多の講義形式の授業を行っていました。
最初の外部講師として入ったのが私で、それが初年度だったと思いますので、2012年のハズです。そこからまるっと5年が経ったという所です。

当初は『はじめてのプログラミング』というコースがあり、それを提供していました。デザイン面強化のためにデザインコースを用意したり、WordPressのコースを用意したりと新規にコースを拡充させていったという経緯があります。
蛇足ですが、有名なジャーナリストさんが昨今のITが絡む事件についてもっと深く知るために…と受講してくださったこともあります。(そのときは受講者名簿を当日に見て、びっくりした記憶があります。)

その後、海外でオンラインスクールが広まっていることを受け、全てのコースをオンライン化する事となり、私も動画教材を用意したりしました。(註:現在は動画の利用はありません。)
さらに大きなリニューアルを経て今のスタイルで有料オンラインスクールにおいては、日本の老舗とも言える位置に居るサービスだと思います。

卒業生は10,000人を超え、日本国内はもとより、海外からも受講して頂いている方がいらっしゃいます。
働き方の多様化によるノマドワーカーでも受講がしやすいことや、産休/育休時でもスキルアップを図ることが出来るという事もあり、多くの方に受講して頂いていると言うのが現状です。

また、企業研修も行っており、新入社員研修やスキルアップに関わる研修等も都度対応しています。コチラも300社を超える規模で対応実績があります。

受講生の学習サポートをするエンジニア・デザイナーは メンター と呼ばれ、皆さんの学習についていろいろと相談に乗ったり質問にお答えしたりします。
オンラインブートキャンプのコースにおいては、通常コースであれば全ての受講生に対して一人のメンターがつきます。その担当メンターとメンタリング(ビデオ通話による面談)を通じて、モチベーションに関わる相談やコースの質問、働き方の相談などをする事が出来るようになっています。

オンラインであることのメリットデメリット

以下、私の考える オンラインであることによるメリットとデメリット です。この点については、TechAcademyで学習をする場合を前提としています。

メリット1:自分の好きな時間で、好きな場所で学習できる

一番わかりやすいメリットだと思います。
どこかに行く必要も無く、時間を決められることもなく、 やれるときにやれるだけ進める事が可能 です。
実際にカリキュラム(テキスト)を通勤の電車の中で読み進めて、自宅で作業ができるときに課題を進めるという形式を取っている受講生もいらっしゃいました。動画ではないので、好きな曲を聴きながら、集中できる環境を作って読み進めるのも自由です。

デメリット1:自分で進めないといけない

基本的にTechAcademyでは、カリキュラム(テキスト)を読みながら自分で進める事が前提になっています。誰かの講義を聴くというスタイルではありませんし、動画で見るというスタイルでもありません。その点では、初心者にハードルが高いように思われるかも知れません。

しかし、この点は後述する TechAcademyの強みで解消出来る可能性が高い です。

メリット2:質問をしやすい

TechAcademyではチャットを利用して質問をしたり回答を得たりします。
15時から23時までの間(註:一部コースは19時から23時までの間。以下同様。)で現役のエンジニア・デザイナーが回答してくれますので、それまでの時間で進めた分、わからなかったことはとりあえずチャットに投げてしまって順次回答を待つなんて事も可能です。
なにより、周りの人に聞かれることはありませんので、「こんな質問で大丈夫かなぁ」なんていう心配はしないでも質問できます。ちなみに、メンターからすると、 みんな同じような質問をしてくるので、安心して聞いて欲しい と思っています。進まないよりも聞いちゃって欲しい…という気持ちです。

デメリット2:質問しにくい

さぁ、矛盾ほこたてみたいな項目が来ました。
これは、人に依るところです。しかし、検討するに値するデメリットです。

先述の通り、チャットで質問するという事になります。つまり、 字面で疑問点を表現するのが苦手な人にとっては質問しづらい という事がデメリットとして挙げられます。例えばLINEを使ったコミュニケーションが苦手とか、Skypeチャットでのやり取りで行き違いが生じてしまったりする事がある方、メールを書くに当たって言葉を選びすぎてしまい時間がかかってしまうという方は、質問しづらいのでは無いかと思います。

単純にこの点を解決するには、 どこの・何をしたくて・どうしてみたけど・何がわからない のかを抑えてもらえれば大抵大丈夫だと思います。また、この点が不安な方ほどリアルタイムにチャットで会話をしていく中で、何がわからないのかをメンター側から聞き出してもらって解消していく方が良いかもしれません。

TechAcademyの強み

とまぁ、どちらかというとオンラインスクールという点で一般的な面について書いていったのですが、その中でもTechAcademyの強みを紹介していこうと思います。

現役のエンジニア・デザイナーがメンターとして伴走する

通常のコースであれば、原則1コースあたり1人のメンターが担当となり、個別のビデオ面談(メンタリング)を通じて学習をサポートします。コレだけは日時指定がありますが、週に2回のペース(各30分)で、必要なら日程調整をしながら実施することが出来るのでペース作りをしやすいです。
実際に、受講生さんから 「コレがなかったら終わらなかったと思います」「続かなかったかも知れない」 などと言う言葉はよく聞かれます。受講生に合わせてやるべき事の指示をしたりペース作りをしていきますので、できるだけ無理なく学習できるようになるのでは無いかと思います。

何にせよ、現役のエンジニア・デザイナーがつくというのは安心感があるのでは無いかと思います。
しかし、コレを逆に考えると、受講生とメンターの間でスキルに関わる大きな溝(差)があるという事でもあります。他社さんでは比較的学び終えたばかりの方がメンターであると言うパターンもあり、その方が質問しやすいという方もいらっしゃると思います。正直ここは人それぞれでしょう。どちらの方が自分に合っているか…質問しやすいのはどちらか…考えて選んで頂ければ良いのでは無いかと思います。

このいずれかで悩まれている方に対して現役のエンジニア・デザイナーがつくことのメリットを挙げるとすれば、メンタリングの中では質問をする事も可能ですので、コースの内容について質問したり実際の仕事ではどうなのかという事を聞いたり…ということが可能という点を挙げられるかと思います。 趣味と言うよりも仕事に活かしていきたいという方には向いている のでは無いかと思っています。

なんだかんだ言っても人と人ですので、合わないメンターに当たることもあるかもしれません。そんな時は遠慮無くサポートに相談してみましょう。短期であるかどうかにかかわらず、自分の人生で使いたいスキルを身につけるのに合わない人とやり合い続ける必要はありません。

チャットサポートの回答の速さ

今までも何回か出てきている通り、質問などはチャットでやりとりする事がメインとなります。チャット対応時間の間であれば、原則10分以内に何かしらのレスポンスがあります。勿論、基本的にはリアルタイムにお答えするのが標準です。とはいえ、同時に複数の方からの質問が来ているときなど少しお待たせすることもあると思いますが、この速さは割とポイントになるのでは無いかと思います。今のところ「チャット対応が遅い」という声は聞かれません。

メンタリングによる個別対応

一人メンターがついているというのは学習に関しての相談をしやすいという点において、とてもメリットが大きいと思います。
学習の仕方は人それぞれであり、読んで解る人・書いて覚える人・結果から遡って理解する人など様々です。全体に対して講義する手法だと、どうしてもやり方を一辺倒に押しつけることになり、解らない人にはわからないまま、解る人にはわかる…という感じで進んで行きがちです。それらを個別にサポートし、ペース作りをしていけること、学習に関して相談したり、キャリアについて実体験の話を聞けることなど、この点のメリットは利用の仕方次第で無限大だと思います。

注意点として、このメンタリングはウケ放題では実施されないため、この恩恵を受けられるのはコース毎に申し込むかコースの組み合わせによるセットプランを申し込む方に限ります。(註:ウケ放題についても、キャンペーンなどでメンタリング付きとなる場合があります。同様に別料金でメンタリングを追加することも可能ですが、1コース毎の追加となります。)

TechAcademyが向いていると思われる人

いろいろと書いてきましたが、TechAcademyが向いていると思われる人をまとめてみます。

* 読んだりすることが苦ではない人
* 文字でのコミュニケーションはイヤでない人・得意な人
* 自分の環境で落ち着いて学習したい人
* 隙間時間などを上手く使って学習したい人
* 学習しながら実体験を聞いてみたりしたい人
* わからないところだけ個別に聞いて行きたい人
* 日本に居ないけど、日本語でサポートを受けながら学習したい人

こんな感じではないでしょうか。一部修正するかも知れませんが、思うにこんな感じです。

コース選びの注意点

期間について

TechAcademyの場合、特に期間が変わってもやる内容は変わりません。
各コースの目安時間(殆どのコースで160時間)をどれくらいの期間で取れるのか。あるいは、自分の中でどれくらいオリジナルの制作にかけたいか等で検討頂ければ良いと思います。

ちなみに追加サポートという事で延長のように期間を用意する事が出来ますが、通常期間と同じサポート内容(チャットでの質問・メンタリング実施)となると、追加サポートの方が最初から長期で申し込んだときより割高になるので、できるだけ最初から余裕を持った期間で申し込むことをお勧めしています。

なお、追加サポートについては、延長の形では無く一旦卒業した後自分で頑張ってみてもわからないからという事で戻ってくるような形で使う事も可能です。コレであれば、メリットは大きいのでは無いかと思います。(註:ご自身で有料で受けた仕事の相談・質問は業務委託となることもあり原則NGです。)

プログラミング系の初心者について

どのコースについても、プログラミングの初心者の方であれ学習できるように作られてはいます。
しかし、学習ペースを知ってから、あるいは基本的な知識を付けてから大きい山に登った方が効率が良いという考え方もあります。そして、私はそちらをお薦めしたいと思っています。

そんな方は、 はじめてのプログラミングコースから受講することをお薦めします
その理由はたくさんありますが…まず、学習のペースが自分でわかる様になると言うこと。それがわかれば、本格的に勉強するに当たって、どれくらい時間が必要そうか…というイメージがしやすくなりますね。
そして、全体像を把握できるという事。このコースでは、Webプログラミングで触れる事になるHTML/CSSはもとよりPHP/MySQL等も触れる事が出来るので、どのようにして何が起こってどうなるのかと言う点を全てさらうことが出来ます。
あとは50時間という目安時間がメリットです。50時間というのは4週間で考えると、週13時間程度。平日お仕事の後に1時間ずつやったとしても土日どちらか一日で巻き返すのはそんなにムリが無いですし、2時間ずつやれればほぼ平日で完了出来ます。これなら最短の4週間で申し込みしやすい!

はて。そんなこんなで、いろいろと書きましたが、もう一つの大きなメリットは ステップアップ割がある ということです。はじめてのプログラミングコースを受講後1ヶ月以内であれば、 WebアプリケーションコースかPHP/Laravelのコースが20%OFFで受講可能 です。コレなら、最終的に半分くらいの金額が戻ってくるような形になるので、お財布にもやさしめ。

PC/Macの初心者について

TechAcademyはPC/Macのサポートをするオンラインスクールではありませんので、基本的にはPC/Macを操れるのが前提です。PCについては正直何とも言えないのですが、MacならApple Storeで無料のセミナーとかやっていたりするのでそちらで聞きましょう。
というか個人的には、PC/Macを操れない人がプログラミングを勉強するべきでは無いと思いますので、まずツールとして使える様になってからにしましょうね…という気持ちです。PC/Macを操れない人が作ったプログラムなんて怖くて実行出来ません…。

どこぞのテレビ番組じゃないですけど、調味料の種類とか解っていない人が作った料理とか怖くて食べられないですよね…そんな感じです。そこは事前に勉強しておきましょう。


と、ここまで書いてきましたが、次回以降このシリーズではコースの紹介をしていこうかと思います。
もし受講したいと思われる方がいらっしゃれば、メールフォームでも良いですしTwitterなどでも構いませんので、お声がけください。何か良い事があるかもしれません。
勿論この記事に付いているバナーから申し込み頂いても構いません。

下記、順不同になりますが、現在展開しているコースです。(セットコースは各パターンありますが、既存コースの組み合わせという単純なパターンでは無いものだけ記載しています。)

  • プログラミング
    • Webアプリケーションコース
    • PHP/Laravelコース
    • フロントエンドコース
    • WordPressコース
    • iPhoneアプリコース
    • Androidアプリコース
    • Unityコース
    • はじめてのプログラミングコース
  • デザイン
    • UI/UXデザインコース
    • Webデザインコース
  • マネジメント
    • Webディレクションコース
    • Webマーケティングコース
  • Office
    • Excel2013コース
  • トレーニング
    • HTML/CSSコース
    • Bootstrapコース
    • GitHubコース
    • Photoshopコース
  • 就職予備校
    • Javaエンジニアコース
  • セット(特別プラン)
    • ウケ放題
  • 特別コース
    • Pythonコース
    • オーダーメイドコース

随時ご紹介していこうと思っていますので、お待ちくださいませ。

この記事を書いた人

ささぴよ

TechAcademy公認エバンジェリスト
株式会社シノビアシ 取締役副社長 兼 CTO

中学時代に買ってもらったPerforma 550以降ずっとアップル製品漬けの人生。iPhoneは日本上陸時から愛用し続けている。
「誰かが作っているなら、自分でも作れるはず!」という安易な発想からHP制作などを始め、ネットの世界から情報を集めてひたすらいろんなことをやってみるようになった。

TechAcademyでは、Webデザイン / WordPress / UI/UX / Node.js / OSS活動 / デザイン実践ポートフォリオ / フリーランスサポートのコース を担当するメンター。

よく歌って踊っている。