WordCamp Osaka 2019を終えて:テーマについて

TechAcademyでメンターをしています

WordCampと言う物は、「ブログを書くまでがWordCamp」とも言われるほど、WordPressにはじまりWordPressに終わる物です。まだまだ私にはやり残していることがあるので、この先も続く内容にはなりますが、鉄は熱いうちにといういにしえからの言葉に従い、最初の一本を書き残しておこうと思います。

今回はあくまでもメインテーマ「With __」について。

この記事の目次

テーマの話

ふわっと伝えたら形になった

今回の実行委員が集結したのは6月くらいだったように思います。決起集会的な物があって、今回は二人の実行委員長で進めていく(=副委員長というポジションは居ない)ということで話を受けていました。

そんなこんなの中で、「今回は子供も一緒に来られるようにしたい」「託児スペースをつくろう」等と話が出てきて、最初の頃はそのあたりの話が大きく進んでいました。

そんなこともあって、ふわっとSlackでこんなことを言いました。

ささぴよのアイコン
ささぴよ

今回の話見てると「With __」みたいなテーマがいいんじゃないかとゆるっと思った。

文面的にはすっかり忘れてますが、そんなことを言いました。特にテーマを決めるようなステップに進んでいたわけではないので、ふわっとした発言だったのはおぼえています。

そして数ヶ月後、そろそろテーマを…という流れの中で、「どうします?」っていう流れが出てきて「前に出てたヤツでええやん」となったのがこのテーマになった流れ。そこまであっさり決まるとは思ってませんでした。わっしょい。

なんで “With __” だったのか

前の流れを見て頂ければ分かるとおり、みんなで来られるイベントであると言う事はしっかり伝えたいなと思った所が一つでした。

そして、実際にWordPressを使っていると言う事は、「誰か」に情報を発信していることが殆どで、「誰か」に依頼されることも多く、「誰か」が翻訳・修正などをしてくれているという事もあり、「独りじゃない」と言う事もキーポイントにありました。

家族に支えられてWordPressを扱う仕事をしている人、そして、クライアントさんに文句を言われながらもWordPress案件をこなしている人。はたまた、WordPress本体の修正・翻訳や、関連する各プログラムなどを作ったり修正してくれている人、テーマを作っている人…。いろんな人が居るからこそ、WordPressがWordPressたらしめているという所を一つ感じてもらいたかったということもあります。

なのでセッションの内容も考えた

セッションはいろいろな物があって、どうすれば良いのかというステップアップ系のものや、細かい内容に触れるハイレベルの物までどんな物でも聞きたい人は居ると思います。

でも、今回は家族が居ても仕事をしていけるということだったり、離れていても仕事を一緒にできると言う事だったり、そのような事を一緒に考えたり自分に置き換えてみて、これから先のことを考えてもらえたらと思ってセッションの選定を行いました。

当たり前ながら、落選した方も居るわけですが、正直私は聞いてみたいと思った物はたくさんありましたので、残念な気持ちは今でもあります。そういう方も、ただ単純に今回はタイミングが悪かったと受け止めて頂けたらと思います。(公式の見解ではありません。)

結果として

良いテーマを出せたのかなと思っています。コントリビューターデイでもちょっとお話ししたのですが、WordPress自体も皆さんと共に居るわけなので、ぜひ何かしらの形で関わり続けて頂きたいなと思っていますし、それがこの先のWordPressを作って行くと思います。

セッションデイでは、キッズスペースを使って子供を遊ばせながらセッションを楽しんでくださった方も多かったようで、とても良かったです。ギャン泣きしてたお子さんも居たよう泣きはしますが、それはそれ。それぞれが無事に必要な何かを得て頂けたのならば幸いです。

そして、スポンサーの皆さんも同様ですね。スポンサーの各社があるからこそWordPressやWooCommerceが広まっているわけです。そういう点でのサポートも皆さんと共に居てくれているという点で大切だと思いました。

当日スタッフの皆さんがいるからこそ

当日スタッフチームとしても動いていた私ですが、細かいことは置いておいて、運営を手伝ってくださる皆さんがいるからこそ当日の開催が滞りなく行われるという物で、本当に感謝しております。そう言う点でもWordCamp自体が皆さんと共にあるなぁと実感しました。

ところで “With” じゃだめだったの?

うーん、それじゃダメだったかな…と思います。

“__”と付けたのは、完全にWordPress関数の”__()”に発想を得た物ですが、「誰かと」(あるいは「何かと」)というところを表現するべく「何かが入る場所」というのを見せたかったことがあります。結果論でしかありませんが、付けていて良かった “__” というところかなと思っています。気付く人が気付いてくれれば良いのです。そういう方はきっとしっかり考えて見てくれている方だろうから。

そんなわけで

まだまだやることは残っており、先は長いのですが、とりあえず最初の一本としてはこんなところかなと。

半年くらいかけて準備したイベントが終わったことと、そこまでの苦労のアレコレで懇親会ラストで号泣した私ですが、皆さんに何かしら伝わっていたら良いなと思っています。気が向いたら、オープニングムービーを見てくださいませ。(誰にも頼まれず、勝手に作って勝手に使ってと依頼した物でした。)

今年は4つもWordCampがあり、正直「多すぎじゃね?」と思っていた私ですが、それだって4回やると決めたのなら、そこを纏めなければいけません。羽田・新潟・東京と来て大阪。しっかりバトンを繋いだんだよと言う事を伝えたくて、こんなオープニングムービーになりました。

ということで、続きはまた今度。

この記事を書いた人

ささぴよ

TechAcademy公認エバンジェリスト
株式会社シノビアシ 取締役副社長 兼 CTO

中学時代に買ってもらったPerforma 550以降ずっとアップル製品漬けの人生。iPhoneは日本上陸時から愛用し続けている。
「誰かが作っているなら、自分でも作れるはず!」という安易な発想からHP制作などを始め、ネットの世界から情報を集めてひたすらいろんなことをやってみるようになった。

TechAcademyでは、Webデザイン / WordPress / UI/UX / Node.js / OSS活動 / デザイン実践ポートフォリオ / フリーランスサポートのコース を担当するメンター。

よく歌って踊っている。